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切り替えながら前を向く

毎日、働いたり、家事をしたり、家族や友達と食べたり笑ったりしながらも、心の中は常にスッキリ晴れやかというわけではない。起きたとたんに思い出してしまう悲しいことや、頭を重たくさせる出来事だってあるわけで。それが普通だし、人生何もない方が不思議なのだけど、できれば、恐れたり嫌がったり辛がったりせずに、穏やかな気持ちで軽やかに生活したいと思う。どうしたらそんな風に生きられるのかを日々考えていたら、その答えみたいなものが最近見つかったのです。それは「切り替える」こと。闇雲に悲しみの芯の部分を探りそうになったら、ひとまず自分の気持ちをえいやあと切り替える。悩みは、どの角度から眺めても悩みなのだ。悩みを片っ端から解決し、清らかに生きていくことなんてやっぱり出来ない。それよりは、今の自分が朗らかで、恥ずかしくない状態である方がよっぽど嬉しい。「切り替える」には、その力があると思った。夕日を見たり、熱いお茶を飲んだり、買ったことさえ忘れていた指輪をつけてみたり。冬の街を歩いたりするのもいいかもしれない。なんだかだんだん女性誌の記事みたいになってきたけれど、そんな風に心を切り替えながら、自分で自分の背中を押しながらやって行くしかないのだ。それがきっと最善策なのだ。このことを誰かに伝えたくなって、思わず、感じたままに書いてしまいました。

photo: Suzuki Yosuke text:Yoshida Naoko

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